指輪がふたつあった。
貴方に届かないほうが 未だ
いい
断つことの厳しさ 難しさ
いつ揺らぐの?
弱い決心
甘く淡い霧に包まれて
何もかも否定した自分と戯れる

身軽な斧を振って殺し合う
ひとつに重なり合い昇華出来るなら
太陽を握りつぶすくらい厭わない

青空を浚う筋状の雲が
轟音を脳内に残し 消えてゆく

此の糸が切れたら
過ちのベルが鳴る
凍えた使い物にならない棘
見下して踏み潰す
其の願いは叶わないと
念を押すように
【2005/11/25 17:54 】 | 言葉 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
今日も訃がない
気付かないで居てくれたら楽に死ねるのに
どうしてわたしの存在に眼をやるのだろう

苦しみから解放される為の手段
其れしか残ってなかった
悲しみにまみれて絶望の儘 終えるのだ

なのに

赦さない
あなたの存在が 其れを

優しさと呼べばいいの?
軋轢を拾い集めては こころに穴が開く
無秩序に散らばったものたちが
行き場を亡くしてわたしを見る
目の前の景色さえ悲しい色に変わる

見えないでいてくれたら楽なのに
あなたはわたしに気付くし
わたしも私物に気付く
わたしが居なくなれば
これらは遺品になるのだと
わたしが居なくなれば
これらは居場所が無くなるのだと
【2005/11/25 17:50 】 | 言葉 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
弱者
疲れ果てた視界が
物音を立てて崩れ落ちる
其の様を ひとり
受け止めていた
小さな 身体で

消えないうちに飾り立てたクリスマスの柊は
あなたのこころを刺していた
悪戯に 我が儘に
蝕む害虫が辺りを貪るのを
あなたは空虚に見つめていた
幼いわたしは負担にしかならなかった

いつしか瞬きを覚え
やがて目を閉じることを知った
そして余計なものは見ずに済んだ

湧き出る宇宙
こわがらずに手を差し伸べて
ああ 光が
また邪魔をする

手探りで手繰り寄せた細い糸を 必死で掴んだ
拒めば脳の意識が あなたに奪われていた
歯痒い 程に

あなたの眼は 淡く 乾涸びていた
【2005/11/25 17:46 】 | 言葉 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
鏡の色
嫌いなもの全て
拒めたら
苦労せず営めるのに
悪巧みの脳が
定まらない景色を
自由に操っている

狂った歯車の容赦無い攻撃が
空廻る苛立ちに拍車をかける

目映いコントロールも意の儘に

死神が問う
夕闇の空
潰れた足に
出来た影が
溢れた毒素を蒸発させ
辺りに撒き散らしている

目に映る全てが事実であると
何故証明出来るのだろう

君の見えている色と
僕の見えている世界は違うのかい?
其れさえ僕等は実証出来ず
漂っているというのに

君の気持ちと
僕の気持ちは
通じているのかい?
其れさえ僕等は解らず
佇んでいるというのに
【2005/11/25 17:41 】 | 言葉 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
紅く湧く
焦りが記号化する
体力との天秤で
いつしか諦めを選んでいる自分が居る

焦りが殺伐を詠む
帰らぬ喉を求めては徘徊する
這わせた舌を 斬りたくて器官を裂く

ほんとうに求めていたのは
あたたかさなのに

いつしか闇に呑まれ
とどまれなくなる

割れた体温は
修正がきかない程 強く 悪化してしまった

血液が混ざり合い
夕立に近く
関わろうとしている
そして又嘲笑う

戻れない道を
知っているから
【2005/11/25 17:36 】 | 言葉 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
残虐の果て
結局は拒否しているだけに過ぎない
気楽に考えることが出来るのなら
とっくにしているさ
もがきながら 最新の細胞は幾つなのか考えて
吐き気がしたから やめた

「要らない」って云えば?
其れなら此れ以上 傷つかなくて済む
【2005/11/25 16:41 】 | 言葉 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
crow
只 狂いそうに成って吠えて居る
瘡蓋を剥がし 最後を告げた其の口に触れる
此処が何処かなんて必要な情報じゃ無い

自分を必要だと云った其の影は此処から出て行った
只それだけだ

まみれた埃を羽ばたいて落とす
自分が何かなんて必要な情報じゃ無い
時たま黒い羽根が落ちる
其れが不愉快なだけだ
【2005/11/25 16:37 】 | 言葉 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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