心透
目を閉じて耳を澄ませば
心の膜に雪が積もる
蒼い暗い其の空間に
死を予定する遥かなる塔よ
此の胸を伝って
闇を裂きなさい
腕の痕も気にせずに

流し込む殺意は
貴方へのもの
わたしへと繋がる

導いた手を引いて
幾らでも歩いていかなくちゃ
瞬きが増える程
恐怖が満ちてく
静かに積もる雪の音
僅かに凍みる海岸の悲
此処に在ることさえ
不確実で不透明で
仕上がりに気付く
明日を待ってる

目を閉じて耳を澄ませば
心の膜に雪が積もる
【2005/10/09 05:13 】 | 言葉 | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
蒼い満月
燻ぶる夕日
松の宿
荒らされた痕に
目を塞ぐ

此処は何処だろう
此処はいい処?
見開いた満月が
潮風に響いて

逆振る炎が揺らぎながら問う
愛した毒を舐めている

此の通りを抜けると道が裂けるの

頬杖をついて君が言う
其の言葉は以前から在った?


待ち草臥れて空を見る
映す空気は
濁り始めて
祈りは遠く
乾涸び始めて
【2005/10/09 05:09 】 | 言葉 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
自殺者の塔
走る海を越えて
叫ぶ波を突き放して
これから来る蕁麻疹
耐えるだけの力 試してた
憂鬱の空は遥か遠く
波飛沫迄 行き過ぎた過労死
笑ってられるのは今の内だけだよ
はしゃぐ雲を追いかけてた

騒ぎ出す宇宙のうねりを
只 見つけたら知らん振りして
本能の赴く儘
在るが儘
いけばいい
名も知らぬ残骸たちの小部屋へ
今夜から仲間入り
もう此処を出入りすることは無い
動けないから
鍵は掛からない
意味が無いから
また扉が開く
外の空気と光が入り込む
また誰か仲間入り
此処からは出られない
其の力も無いから
鍵は掛からない
意味も無いから
【2005/10/09 05:04 】 | 言葉 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
かわら
黒い闇に呑み込まれ
寂しさをぶつけ合わす
波の音は静かに
時を刻むように走る
名も見えぬ少年の横顔
其の先に何があるのか
何も無いのか
其れは少年にしかわからない
真夏の残像かもしれない
潮風が沁みる
歌声遠く
瞬きをする干し柿
のびたヒトデ
明日が見えるか
雪無しの朝寝坊は
重い
【2005/10/05 03:26 】 | 言葉 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
うそつきの した
嘘吐きの舌は抜いてしまいましょう
黒い翼が自棄に眼に沁みる
おつきさまが照らす唯一の証拠
其の首筋の痕
目映い仕草
どうして其の瞳は涸れたのか
身体中の血液を全て
使い果たしてしまったのだろうか
悲しい約束
垂れ流す祈り
眩しさに眼を細め
寂しさに眼を閉じ
そして開く
切り裂いた腕の染み渡る
眠いのなら眠りなさい
誰も咎めないから
ゆっくり自我を休ませよう
嘘吐きの舌は抜いてしまおう
【2005/10/05 03:25 】 | 言葉 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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