祭りの夜
手を繋ぎ歩いた
いつもとは違う
ふたり

熱さが気を狂わせる
それでも
明日の脳は保った儘

かたかた鳴らしながら歩いた
いつもとは違う
ふたり

闇の中で照らされる熱に
気を狂わせられた
そうして
今の脳は保てない儘

わたあめの甘い べたつきに
揺るがすの
こころを
からだを

いつもとは違うふたり
貴方の手を強く握るの
絡ませては熱気に狂って

匂いが立ち込める
お腹が空くより先に
其の世界へ巻き込まれる
呑まれてしまった脳は
貴方の声さえ聞こえない程に

手を握り歩いた
いつもとは違う
ふたり
かたかた いわせながら歩いた
いつもとは違う
ふたり

林檎飴の淡い失望に
心は置いていかれるの

手を繋ぎ歩いた
いつもとは
違うふたり

此の儘溶けていけそうに
此の儘消えていきそうに
明日など無いと
確信できるぐらいに

手を繋ぎ歩いた
いつもとは違う
ふたり

何処までもいけそうに
何処までもゆけそうに
何処までもとろけそうに
何処までもゆけそうに
何処までも歩けそうに

手を繋ぎ歩く
いつもとは違うふたり
【2005/07/08 21:38 】 | お題:向日葵 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
オーバーオール
敗れた其の
倒れた鼓動に溜息を吐いていた
逆らいは闇を照らす?
瞬いて涙を溢れさせて
彷徨って足を崩してばかりだけれど
いつかは闇を照らすことが出来る?

破れた其の
垂らしたペンキの もたつきに苛立った
抗いは思考を壊す?
煩って歪んでは ざらついて
彷徨って首を切り裂いてばかりだけれど
いつかは鎖を引き千切ることが出来る?

繋がった
貴方との其の触感
繋がった
貴方との其の割り出し
境目で漂う視界だけは失わないで居て

境目で漂う
繋がりだけは失わないで居て
【2005/07/08 21:30 】 | お題:向日葵 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
ありがた迷惑
其の存在自体が
其の吐息自体が
要らないもの
あなたを沈ませる
全てのもの

わたしの存在自体が
わたしの響き自体が
要らないもの
あなたを狂わせる
全てのもの

お荷物に成っていたのね
いつの間にか
わたしは救えると
あなたを助けられると
思っていたのに
そうではなかったのね
お荷物に成っていたのね

わたしの存在自体が
あなたには要らないもの
わたしの考え自体が
あなたには要らないもの

お荷物に成っていたのね
いつの間にか
今 気付いたわ
今 気付いたの
【2005/07/07 11:22 】 | お題:向日葵 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
王様
貴方は首を擡げ
此方を眺めてる
何も言わず
何も求めず
只 此方を眺めてる

何を考えているの
そんな眼で見ないで
そんな大きな瞳で
何もかも吸い込んでしまいそうな其の眼で


明日の彩を必死で考えているの
出来れば鮮やかであればと祈っているの
でも其の冷めた眼差しが
全てを凍りつかせてしまう

何を考えているの
そんな眼で見ないで
そんな酷い瞳で
そんな狂った瞳で
そんな孤独な瞳で

寂しげに光る
溶けた反射を見つめ返した
貴方は瞬きをして
只 其れだけをして

何を考えているの
そんな眼で
わたしを見ないで
【2005/07/07 11:13 】 | お題:向日葵 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
瞳に映る世界
其の眼界が
歪んでいくのは何故かしら
甘い匂いに包まれて
わたしは眠る
其の肌に触れて
わたしは眠った振りをする

其の視界が
歪んでいくのは何故かしら
窓の枠は黒く溶けて
窓の外は青く澄んで
此の部屋を導いている
わたしは従った振りをする


水鏡の
ように世界は
不安定に
不確定に
揺らぎ
壊れていく

吐いた棘を
見つめた振りをする
騒いだ乱れに
わたしは悲しむ
振りをする
退廃した流れを
わたしは泣き崩れた振りをする

そうしてつくっていって
わたしをつくっていって
膜を増やしていく
どんどん分厚く
成っていく其れは
わたしの感覚を麻痺させるけど
わたしは平気な振りをする
わたしは普通の振りをする
明るく振舞って
優しく微笑んで
なんでもない振りをする

そうやって自分をつくっては
ある日気付くの

其の絶望に
気付いては其の膜を壊すの
【2005/07/07 11:07 】 | お題:向日葵 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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